Earthian1998

あなたが服を買えば買うほど、地球が汚れていく理由。

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日本では一人当たり、年間約270㎏のCO2を衣類廃棄に伴い排出しています。

これは、世界平均50㎏のおよそ5倍です。

 

流行りが終われば、次の流行りへ。

この繰り返しが当たり前になっていませんか?

 

あなたのオシャレが地球を汚しているかもしれません…。

 

前回に“ファストファッションの裏側“に引き続き、アパレル業界が引き起こす環境問題についてお話します。

 

 

 

 

地球温暖化の加速

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アパレル業界は、石油産業に続いて2番目に環境汚染の多い産業だということをご存知でしたか?

世界全体では、毎年1500億枚(一人当たり20枚)の服が生産されています。

そして、アパレル業界は世界全体のうち8%の温室効果ガスを排出しています。

これは、国際線航空便と海運によるものを合わせた量よりも多いです。

このように、服の生産過程で排出される温室効果ガスによって地球温暖化が促進されいます。

 

大量の水を消費する

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繊維縫製品の生産のために、毎年930億立方メートルの水が使用されています。

 この数値は、オリンピックの水泳プール3700杯分に相当します。

数が大きすぎて想像もつきませんよね。

 

もう少しだけ分かりやすそうなものを…。

 

一枚のTシャツを作るためには、2700Lもの水が必要です。

一本のデニムでは、10,850Lの水が必要です。

 

ウズベキスタンでは、木綿の栽培に多くの水を消費したために、かつて世界で4番目に大きな湖が50年で干からびてしまいました。

 

水を汚す

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アパレル産業は、産業が原因である世界中の水質汚染の20%を占めています。

生地の染色の過程で汚染された水が、そのまま水路や川に流されることがあります。

汚染された水には、殺虫剤や窒素が含まれているためその土地に住む人々や動物の健康に害を与える危険性があります。

 

海をも汚す

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耐久性や速乾性という機能面に優れ、供給が安定しているという点から、世界で生産される60%の衣料品にポリエステルが使用されています。

これらは、洗濯によって毎年50万トン(ペットボトル500億本分)が海に流れ出ています。 

そして、永遠に分解されることのないマイクロプラスチックは、飲み水や魚を介して

私たちの身体に還ってきています。

 

 

エシカルファッションという選択

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ファッションは、自分に自信を持たせてくれる“楽しい”ものですが、流行りのものをできるだけ安く手に入れたいという私たちの欲によって、労働者や環境に大きな負荷を与えるようになっていきました。

自分のファッションために、人が亡くなっていいのでしょうか?

動物の命や住む場所が奪われてもいいのでしょうか?

誰だって答えはNOのはずです。

 

最近では、水の消費を従来の91%削減できるオーガニックコットンを選ぶブランド、捨てられたプラスチックをリサイクルして作った服を販売するブランドなど、環境や労働環境に配慮したエシカルな選択肢が増えてきています。

 

このようなエシカルな消費行動はもちろんですが、今持っている服を大切に使うこととっても環境に優しい選択です。

流行りに乗った服よりも、自分らしい、お気に入りの洋服を長く大切に着る。

そんなライフスタイルを送れる人は、素敵ですよね:)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日も素敵な一日になりますように。