Earthian1998

【キャリーオーバー制度】食べる石油。私がコンビニ食品を買わない理由。

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動物の犠牲や、環境問題への影響があることを知り、まず一番初めに辞めたのがお肉でした。次に、卵や牛乳、チーズなど少しずつ植物性の代替品へ切り替えてきました。

こうした食生活にシフトしていく中で、普段口にするもの、肌に触れるもの。あらゆるものに意識を向けるようになりました。

 

そして、私が買いたくないものの一つに加わったのがコンビニ食品です。

安くて、いつでも食べられて、どこでも手に入れられる便利なもの。

だからこそ怖い。

どうして、安いのか。どうして食べ物なのに長持ちするのか。

逆の視点で見たとき、行き着いたのが添加物の存在でした。

 

 

 

今回は、知っているようで知らない添加物についてお話します。

 

添加物とは

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保存料や甘味料、着色料など食品を製造・加工する段階で加えられるもので、加工しやすくする、見た目を美しくする、保存性を高めるなどの目的で使用されます。

 

添加物は大きく、「指定添加物」「既存添加物」「天然香料」「一般飲食添加物」の4つに分けられます。

 

指定添加物

厚生労働大臣が安全と判断して使用を認めている添加物。

ほとんどは、石油製品などを原料に科学的に合成された合成添加物で、一部天然由来の物が含まれます。

2021年現時点で472品目の指定添加物があります。

 

原則として、使用できる添加物はこの指定添加物のみですが、指定添加物以外でも下記3つの添加物が使用されています。

 

既存添加物

植物や海藻、細菌、鉱物などから指定の成分を抽出した天然由来の添加物。

長年の間、指定のいらない食品添加物として広く使用されており、突然使用を禁止することが難しいため、例外の規定として使用の継続が認められています。

2003年の食品衛生法が改正された際に、安全性に問題がある場合や長年使用実績が認められなかったものに関してはリストから削除することが認められました。

当初は489品目でしたが、現在では357品目まで減少しています。

 

天然香料

植物や昆虫などから抽出される天然由来の添加物。

柑橘香料食品など香りをつける目的で使用されます。

 

一般飲食添加物

一般的に飲食物に使用されるものを、添加物の目的で使用するもの。

例として、卵白やナタデココ、寒天などがあります。

 

これらすべてを合わせると日本の添加物はおよそ1500品目になります。

 

なぜ使用されるのか

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添加物はその特性に合わせ、様々な用途に使用されています。

調味料や香料は、味や香りを向上させるために非常によく使われる添加物です。

他にも、着色料は食品の色を保持する目的で幅広く使用されています。

そして、プリンやゼリーなどは凝固剤、膨張剤など添加物を使うことで形や食感を再現していて、添加物がないと商品とならないような食品はたくさんあります。

 

問題点

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消費者に届くまでに見た目や味などの品質が落ちないように、長い間お店に並べられるように添加物は様々な役割を担っている添加物ですが、問題点もあります。

それが、健康へのリスクです。

現代の私たちの暮らしにおいて、加工食品はとっても身近なものとなっています。

コンビニで何気なく買っている食品たち。食べる機会が増えることで、糖分や塩分、油分を過剰に摂取してしまう危険性があります。基本的に安全性が認められたものとはいえ、食品添加物はがんや脳腫瘍、白血病のなどの原因なる可能性があるとして問題視されています。

 

キャリーオーバー制度

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なるべく、添加物の入っていない食品を選べばいい。

その通りですが、日本にはキャリーオーバー制度という添加物の隠れた裏道が存在します。

 

キャリーオーバーとは、食品を製造する際に使われる原材料にもともと含まれていた添加物については、(生産する食品において効果を発揮しない場合)表示を省略できる制度のこと。

 

例えば、食パン。原材料名欄には、小麦粉、砂糖、マーガリン、パン酵母、食塩と表示されているとします。

この原材料であるマーガリンは、乳化剤を含んでいますが、“食パンを製造する段階ではマーガリンは使用していないので、表示をしなくてよい。”ということになるのです。

 

何が問題なのかと言うと。原材料に含まれている添加物が、効果を発揮するかしないかを判断は食品メーカーが行うという点です。

微量であっても実際には原材料に含まれる添加物が健康を害する要因となる場合があるのにも関わらず、メーカーの独自の判断により表示されていない場合が十分にありえてしまうのです。

理由は簡単で、添加物だらけと知って購入を決める消費者はいないからです。

 

日々の選択が、あなたの人生を左右する

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まだ、私がタンパク質さえ食べていればいいと思っていたころ、添加物など気にしていませんでした。いつもポテチとか食べているけど、何の問題もない!と。

しかしです。こういった添加物は少しずつ少しずつ体に蓄積されていき、ある日突然症状が現れる。

病気になって入院して体が自由ではなくなった時、「ああ。もっと健康に配慮していればな」なんて思いたくありませんし、誰にも思ってほしくありません。

 

企業は利益を伸ばすために、あの手この手を使って私たちを翻弄してきます。

国産。厳選。こだわり…。キリがありません。

無添加”や“化学調味料不使用”と謳われていたとしても別の有害な成分を含んでいる商品すらあります。

本当に安全な商品を見つけるのはとても難しい。値段も張ります。

それでも、本当に高いのはどちらか。答えは明らかではないでしょうか。

健康な身体があってこその、日々の暮らしです。

 

賢明な消費者として、自分と大切な人の健康はご自身で守りましょう。

 

次々回では、海外では禁止されているのに、日本人が意外と食べている食品のあれこれをご紹介します。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

明日も素敵な一日になりますように。